ヘッドフォンとステレオ再生

商品名

ヘッドフォンとステレオスピーカーを用いた再生の最大の違いは音像の聞こえ方である。
一般の音楽ソースはステレオフォニックで再生されることを前提としている。
また、往年のクラシック系の録音はある程度部屋の反響を前提としたものがあった。
そのため、ヘッドフォンでこれらの音源を聴取すると、頭の真ん中に音像が定位したりするなど、自然な音の広がりが得られないことがある。
これに関しては慣れや個人差もあり、特にポピュラー音楽の聴取では実用上問題なく利用されている。
しかしヘッドフォンが本領を発揮するのはバイノーラル録音されたソースを再生する時である。
音質のみを評価した場合、同価格帯のスピーカーとヘッドフォンでは一般的にヘッドフォンの音質が良好とされる。

ヘッドフォンの新しい利用法

商品名

サラウンドヘッドフォン
前述のようにヘッドフォンは一般に、音が頭の中でなっているような感覚があるため、映画の鑑賞などでは違和感がある事もあった。
しかし、現在ではドルビーなどのサラウンド技術を用いたサラウンドヘッドフォンが開発され、手軽なサラウンド環境として人気を集めている。
多くのサラウンドヘッドフォンでは赤外線や電波によるコードレス化も併せて行われていることが多い。
また、ドルビー社は普通のヘッドフォンでも5.1chサラウンドを再現できる「Dolby Headphone」を開発している。
なお、同技術は5.1chの再生を目的としているため、ステレオ音声の場合はPro Logic IIなどと併用する必要がある。
コンピュータゲームの、Quakeやカウンターストライクに代表されるFPSと呼ばれるジャンルでは、ゲーム中の物音から敵の所在や動きを察知する事が重要であり、この点では安物のヘッドフォンでも6スピーカー・サラウンドシステムより優れている。
音の方向性を知るにも小さな音を聞き取るにも、ヘッドフォンはスピーカーより有利である。
サラウンドヘッドフォンは人間の聴覚の特性を利用して擬似的に音の定位を再現するため、実際の5.1chサラウンドスピーカーに比べると音の定位がはっきりしないと感じる場合もある。
環境や再生するもの、聴く人によって感想は多種多様になる。

ノイズキャンセリングヘッドフォン
位相が逆の音波同士をぶつけると打ち消し合って音が相殺される仕組みを利用して、耳の部分にマイクロフォンを内蔵し、周囲の騒音と逆位相の音を発生させて騒音を軽減させる仕組みを持つヘッドフォンはノイズキャンセリングヘッドフォンと呼ばれる。
iPodなどの普及と共に近年人気を集めている。
2006年にはパナソニックとソニーのデジタルオーディオプレーヤーの一部にノイズキャンセリングヘッドフォンが標準で添付されるようになった。
騒音が完全に遮断できる訳ではないが、航空機内や鉄道・自動車の車両内のような連続的な騒音の相殺に長けている。
音声が明瞭に聞こえる効果以外にも、騒音に対抗して音量を上げ過ぎることによる耳への負担の軽減効果が期待できる。
キャンセリング回路をスルー出来ない機器の場合、充分に静寂な環境にてキャンセリング回路の動作に由来するヒスノイズが気になる場合があるかもしれない。
低周波の騒音は比較的相殺することは容易であるが、高周波は効果があまり期待できない。
従って高周波のガスタービン、ジェット・エンジンの騒音である航空機対策にはあまり効果はないことになる。
その一方、船舶(ガスタービン使用の艦船を除く)、鉄道等においてはかなり効果が望める。

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